【重要なお知らせ】2019年度の岩木健康増進プロジェクト健診へご参加いただいた皆様へのお願い

 日頃より弘前大学COI拠点事業へご協力いただき、大変ありがとうございます。
 このお願いは2019年度の岩木健康増進プロジェクト健診へご参加いただいた皆様へご案内しております。

 弘前大学COI拠点ではこれまで皆様からいただいた検体を用いて、認知症・生活習慣病などの予兆と予防の研究をさせていただいております。今回新たに医薬基盤・健康・栄養研究所との共同研究により健診で採取した糞便検体を用いて詳細な解析(メタゲノム解析;後述)をさせていただくことになりました。これにより腸内細菌と健康状態との関係をより詳細に明らかにする予定です。

 個人情報はこれまで同様弘前大学において厳重に管理しますので、この研究への利用により皆様が不利益になるようなことはございません。
 この研究への利用を承認しない場合は下記に添付した情報利用停止願いを下記の連絡先まで送付して下さい。ご承認いただける場合は何も提出する必要はありません。
 今回、この研究への利用を承認する、しないは皆様方の自由であり、承認しないことにより何ら不利益をうけることはありません。

 今回の件について、ご不明の点、ご相談、クレームなどがある場合は下記の連絡先までご連絡下さい。
 
 詳しい説明につきましては、次項を御覧ください。


詳しい説明

1. 今回、医薬基盤・健康・栄養研究所(研究責任者:宮地元彦)との共同研究で行うメタゲノム解析は私どもの腸内に存在する細菌(腸内細菌)の遺伝子をひとまとめに網羅的に解析する方法です。これにより、腸内細菌の全容が明らかになり、腸内細菌が私どもの健康に及ぼす影響が明らかになります。

2. 利用する検体およびデータ:新たに検体採取などのご協力をお願いすることはありません。現在弘前大学に保管されている2019年度に採取した糞便由来の腸内細菌叢のDNAを遺伝子配列解析業者に委託して遺伝子配列を解読します。その結果を医薬基盤・健康・栄養研究所に送付して腸内細菌叢の特徴の解析を実施します。

3.さらに腸内細菌叢と健康状態との関係を調べるため、岩木健診で得られた主な健康情報データ(身体特性、食事、生活習慣、罹患状況など)を医薬基盤・健康・栄養研究所へ送付します。これらのデータを、医薬基盤・健康・栄養研究所が作成しているデータベースに腸内細菌叢データとともに保管し、解析します。

4. 遺伝子配列データと腸内細菌叢データは弘前大学にも送付され、保管されます。皆様のデータは,個人情報管理責任者である弘前大学大学院医学研究科フローラ健康科学講座特任教授中路重之が責任をもって管理します。データには個人情報管理責任者により照合のための番号が付与され,個人情報が削除された匿名化データが共同研究機関を含む学内外の共同研究者に提供されます。

5. この研究への利用を承認しない場合は、情報利用停止願を「弘前大学大学院医学研究科フローラ健康科学講座特任教授中路重之」宛にお送りください。その場合、それによってご本人が不利益をこうむることはありません。情報利用停止願を受け取った後にデータがこの研究に利用されることはありません。ただし、すでに研究結果が論文などで公表されている場合には、公表ずみの結果を訂正することができませんので、あらかじめご了承ください。ただし、その場合でも個人の情報は公表されておりません。ご承認いただける場合には、ご連絡の必要はございません。


【お問合せ先および情報利用停止願い送付先】

弘前大学大学院医学研究科 フローラ健康科学講座
特任教授 中路重之
住所:〒036-8562 弘前市在府町5
電話:0172-39-5442