第4回弘前大学COI特別講演会を開催しました。

 平成26年9月24日(水)、弘前大学大学院医学研究科基礎大講堂において、東京大学COI研究推進機構長 池浦 富久 氏(三菱化学テクノリサーチ 特別顧問)及び 同機構副機構長(商品開発・事業化戦略担当)野尻 知里 氏(テルモ株式会社 理事)を講師にお招きし、「東京大学のCOI戦略~若者と共存共栄する持続可能な健康長寿社会の実現~」と題した特別講演会を開催しました。
 本講演会は、文部科学省の「革新的イノベーション創出プログラム(COI STREAM)」に採択された、本学と企業及び自治体等で組織する「脳科学研究とビッグデータ解析の融合による画期的な疾患予兆発見の仕組み構築と予防法の開発(略称:革新的「健やか力」創造拠点)」をテーマとした研究拠点の活動を推進するにあたり、更なる知見を深めることを目的に実施し、今回が4回目の開催となります。
 講演会では、初めに機構長の池浦氏から東京大学COI拠点でのマネジメント体制やビジョンとして掲げている「自分で守る健康社会」に御講演いただき、続いて副機構長の野尻氏から慢性心不全に係る人工心臓開発の歴史や日本における医療機器産業の実態と今後の成長戦略について御講演いただきました。
 当日は約80名の一般の方、学生や教職員、企業等関係者が聴講し、講演後にも池浦氏、野尻氏に個別に質問を行い、熱心に意見交換がされていました。
 今後、本拠点では東京大学COI拠点が実施している「健康長寿ループの会」等の連携により,拠点間の繋がりを一層強化し、COI事業を展開する予定です。