平成27年9月11日(金)、弘前大学大学院医学研究科臨床大講義室において、東京大学医学系研究科神経内科教授の 辻 省次 氏を講師にお招きし、「ゲノム医療実現への展望」と題した特別講演会を開催しました。
本講演会は、弘前大学が文部科学省の「革新的イノベーション創出プログラム(COI STREAM)」に採択され、「略称:革新的『健やか力』創造拠点」として、企業および自治体とアンダーワンルーフの下「認知症・生活習慣病研究とビッグデータ解析の融合による画期的な疾患予兆発見の仕組み構築と予防法の開発」を進めております。本講演会は、この活動を推進するにあたり、更なる知見を深めることを目的に実施しているもので、今回で9回目の開催となります。
講演会では、疾患概念の確立から治療法の実現、ゲノム解析に基づく疾患の科学的理解,またゲノム医学センターの立ち上げやゲノム解析の観点から見た将来のヘルスケアの展望などについて、御講演いただきました。
当日は約100名の一般の方、学生や教職員、企業等関係者が聴講し、講演後にも辻氏に個別に質問を行い、熱心に意見交換がされていました。
今後、本拠点ではゲノム解析等への知見を深め一層強化し、COI事業を展開する予定です。