弘前大学COI特別講演会「久山町研究の最前線」を開催しました。

 平成27年12月4日(金)、弘前大学大学院医学研究科基礎棟大講義室において、九州大学大学院医学研究院附属 総合コホートセンター教授の二宮利治氏を講師にお招きし、「久山町研究の最前線」と題した特別講演会を開催しました。
 本講演会は、弘前大学が文部科学省の「革新的イノベーション創出プログラム(COI STREAM)」に採択され、「略称:革新的『健やか力』創造拠点」として、企業および自治体とアンダーワンルーフの下「認知症・生活習慣病研究とビッグデータ解析の融合による画期的な疾患予兆発見の仕組み構築と予防法の開発」を進めております。本講演会は、この活動を推進するにあたり、更なる知見を深めることを目的に実施しているもので、今回で11回目の開催となります。[第9回中止]
 講演会では、久山町における疫病発症情報の追跡調査方法(前向きコホート研究),中年期血圧と老年期血圧・喫煙習慣・血糖レベル・食事パターン・運動習慣などによる認知症の発症リスク,久山町研究で同定された認知症の危険因子と防御因子など,久山町におけるコホート研究の様々な取り組みについて、御講演いただきました。
 当日は約80名の一般の方、学生や教職員、企業等関係者が聴講し、講演後にも二宮先生に個別に質問を行い、熱心に意見交換がされていました。
 今後、本拠点ではコホート研究等への知見を深め一層強化し、COI事業を展開する予定です。

 
中路研究リーダー
 
九州大学 二宮先生
 
質問する聴講者
 
熱心に聞き入る聴講者