平成27年12月15日(金)、弘前大学大学院医学研究科基礎棟大講義室において、東京工業大学大学院生命理化学研究科生命情報専攻講師の山田 拓司氏を講師にお招きし、「腸内細菌研究の最前線」と題した特別講演会を開催しました。
本講演会は、弘前大学が文部科学省の「革新的イノベーション創出プログラム(COI STREAM)」に採択され、「略称:革新的『健やか力』創造拠点」として、企業および自治体とアンダーワンルーフの下「認知症・生活習慣病研究とビッグデータ解析の融合による画期的な疾患予兆発見の仕組み構築と予防法の開発」を進めております。本講演会は、この活動を推進するにあたり、更なる知見を深めることを目的に実施しているもので、今回で12回目の開催となります。[第9回中止]
講演会では、今話題の腸内細菌について,ヒト腸内細菌とそのメタゲノム解析,腸内細菌叢の代謝経路のデータベース化,産業応用プラットホーム「JCHM」のプロジェクト活動や腸内細菌のボードゲーム開発など最新の腸内細菌研究の様々な取り組みについて、御講演いただきました。
当日は約80名の一般の方、学生や教職員、企業等関係者が聴講し、講演後にも山田先生に個別に質問を行い、熱心な意見交換がされていました。
今後、本拠点ではコホート研究等への知見を深め一層強化し、COI事業を展開する予定です。
中路研究リーダー |
東京工業大学 山田先生 |
質問する聴講者 |
熱心に聞き入る聴講者 |