日ごろより大変お世話になっております。
弘前大学は,2013年11月に文部科学省の事業である,革新的イノベーション創出プログラム(COI拠点研究事業)の拠点の一つに選ばれました。事業名は「認知症・生活習慣病研究とビッグデータ解析の融合による画期的な疾患予兆発見の仕組み構築と予防法の開発」です。
本事業では,岩木健康増進プロジェクトで長年蓄積されたデータに今年のプロジェクト健診データを加えた膨大なデータから,生活習慣病(がん,脳卒中,心筋梗塞,認知症,糖尿病など)を予測したり予防したりする方法をみつけようというものです。もしそれができれば,青森県の短命県返上に役立ちますし,大げさでなく人類の健康に役立ちます。
この度、平成17年から測定しているプロジェクト健診の健康調査データ(血液や尿、数値)をCOI拠点研究事業でも活用させていただきたいということです。過去に採取したものを含め、可能な限り長期間保管し、継続して研究に用います。このお願いは,今年以外の平成17年以降プロジェクト健診に参加された皆さんにしております。
なお,個人情報の取り扱いについては細心の注意を払います。
1. 提供の方法:個人データの匿名化(とくめいか)
平成17年から25年のプロジェクト健診で収集した全データは,「岩木健康増進プロジェクト管理運営委員会」により二重に匿名化を行い,個人が特定される(わかる)ことはありません。
2. 利用の目的:匿名化されたデータは,COIの研究参画機関を含む学内外の共同研究者に渡され,疾患の予兆発見法の開発とこれに関連する研究に使用されます。研究終了後は,政府指針に従い一定期間保管した上で、すみやかにデータを廃棄します。
3. 利用又は提供する健康調査データの項目(調査項目):プロジェクト健診で収集したものすべてが対象です。
4. 利用する者の範囲:COIの研究参画機関を含む学内外の共同研究者が使用します。(共同研究者一覧)
5. 皆様の健康調査データは、弘前大学大学院医学研究科社会医学講座 特任教授 中路重之が責任をもって管理します。
6. COI拠点研究への提供したくない場合:データを提供したくない(使って欲しくない)場合は,情報提供停止願を「弘前大学大学院医学研究科 社会医学講座 特任教授 中路 重之」宛にお送りください。その場合,それによってご本人が不利益をこうむることはありません。すみやかにデータを廃棄します。
ただし,すでに研究結果が論文などで公表されている場合には,公表ずみの結果を訂正することができませんので,あらかじめご了承ください。ただし,その場合でも個人の情報は公表されておりません。
データを提供してもいい場合には,ご連絡の必要はございません。
【お問合せ先および情報提供停止願送付先】
弘前大学大学院医学研究科社会医学講座 特任教授 中路 重之
住所:〒036-8562 弘前市在府町5
電話:0172-39-5041