【活動報告】7月2日、弘前大学と弘前市、ライオンは、口腔保健向上を目的に、歯科スクリーニングの実証事業を行いました。

 

 7月2日(月)、弘前大学と弘前市、ライオン株式会社は、弘前市役所職員の口腔保健の向上を目的に、歯科スクリーニングの実証事業を行いました。

 本事業は、歯科医師不在下における低コスト・短時間の歯科スクリーニング法開発のために、唾液検査システムSMT・口腔カメラ・質問票を組み合わせたスクリーニング法の有用性を確認し、受診者の行動変容を促す事業です。

 生死に直接かかわることが少ない口腔疾患は生活者にとって優先順位は低く、定期的なメインテナンスを目的とした歯科受診率は3%にとどまっているのが現状です。

今回の調査では、事前にレントゲン撮影、質問票の記入を行ったうえで、当日は口臭測定、唾液検査、歯科検診、口腔内写真撮影を行います。これらの結果は検査直後に受診者に手渡され、その場において唾液検査結果及び口腔内写真の説明、歯科衛生士による唾液検査結果に対応した口腔保健行動の説明、実技指導(ブラッシング方法など)を受けていただき、必要に応じて歯科医師による歯科受診の勧奨を行います。

 当日は弘前市の櫻田市長も受診者として参加し、また多くのマスコミも取材に訪れました。
 ライオン株式会社は、弘前大学COI参画企業の一つです。

 






弘前大学・弘前市・ライオン(株)が連携
唾液検査・口腔カメラを活用した歯科スクリーニング等の開発
●歯科保健検査の実施日: 1回目 平成30年7月2日(火)~5日(木)
             2回目 平成31年1月予定
●実施場所: 弘前大学大学院 医学研究科 健康未来イノベーションセンター
●対象者: 弘前市役所職員80名(各日20名×4日間)
●歯科保健検査の流れ: 事前)申込み→事前説明会→事前質問紙調査→レントゲン撮影
当日)受付→口臭測定→唾液検査→歯科検診→口内写真撮影
●唾液検査及び口腔写真に基づく事後教育の流れ: 質問票・唾液検査・口腔写真説明→
 歯周病と口腔保健行動→実技指導(ブラッシング方法など)→受診勧奨・相談