第3回弘前大学COI特別講演会を開催しました。

 平成26年8月4日(月)、弘前大学大学院医学研究科基礎大講堂において、東北大学COI拠点プロジェクトリーダー(株式会社東芝 ライフサイエンス部 部長)高山 卓三 氏を講師にお招きし、「東北大学のCOI戦略~さりげないセンシングと日常人間ドックで実現する理想自己と家族の絆が導くモチベーション向上社会の創生~」と題した特別講演会を開催しました。本講演会は、文部科学省の「革新的イノベーション創出プログラム(COI STREAM)」に採択された、本学と企業及び自治体等で組織する「脳科学研究とビッグデータ解析の融合による画期的な疾患予兆発見の仕組み構築と予防法の開発(略称:革新的「健やか力」創造拠点)」をテーマとした研究拠点の活動を推進するにあたり、更なる知見を深めることを目的に実施し、今回が3回目の開催となります。
 講演会では、東北大学COI拠点が描く10年後の家族の日常風景を切り口に、日常生活に溶け込んで健康情報を計測する超小型で高性能な飲みこみセンサーや個人の生涯にわたる健康・疾病履歴データ(PHR:Personal Health Record)を管理するヘルスケアクラウドなどの事業紹介がありました。
 当日は約80名の一般の方、学生や教職員、企業等関係者が聴講し、講演会終了後にも高山氏に個別に質問を行い、熱心に意見交換がされていました。
 なお、今後、本拠点では東北大学COI拠点とゲノム解析を始めとして拠点間の連携を強化し、COI事業を展開する予定です。