東京大学・鄭教授による弘前大学COI特別講演会「医学と工学の融合でかなえる「自分で守る健康社会」を開催しました。

 平成28年1月21日(木)、弘前大学大学院医学研究科基礎大講堂において、東京大学COI研究リーダー/同大大学院工学系研究科バイオエンジニアリング専攻 教授の鄭 雄一 氏を講師にお招きし、『医学と工学の融合でかなえる「自分で守る健康社会』と題した特別講演会を開催しました。
本講演会は、弘前大学が文部科学省の「革新的イノベーション創出プログラム(COI STREAM)」に採択され、「略称:革新的『健やか力』創造拠点」として、企業および自治体とアンダーワンルーフの下「認知症・生活習慣病研究とビッグデータ解析の融合による画期的な疾患予兆発見の仕組み構築と予防法の開発」を進めております。本講演会は、この活動を推進するにあたり、更なる知見を深めることを目的に実施しているもので、今回で15回目の開催となります。
講演会では、東京大学の目指すオープンイノベーションプラットフォーム,健康医療ICTオールジャパン標準化,心の体温計『MIMOSYS』開発による音声の解析で心の状態を可視化,また,超音波による予防・未病イノベーション(乳がんの超早期発見・褥瘡の未病状態の検出・筋肉年齢の推定)などの様々な取り組みについて、御講演いただきました。
当日は約70名の一般の方、学生や教職員、企業等関係者が聴講し、講演後にも鄭先生に個別に質問を行い、熱心な意見交換がされていました。
今後、本拠点ではビッグデータ解析研究等への知見を深め一層強化し、COI事業を展開する予定です。


中路研究リーダー

東京大学 鄭教授

質問する中路研究リーダー

熱心に聞き入る聴講者