弘前大学COIサテライト拠点である京都府立医科大学は、「健康・医療データ連携事業」の一環で、今年度から大規模疫学調査「京丹後コホート」を開始します。
京都府立医科大学は、平成27年12月に京丹後市と共同研究講座「長寿・地域疫学講座」を設置し、長寿者人口が全国平均の約2.8倍の地域である同市域において長寿の秘訣を探る研究を展開しています。
京丹後コホート研究では、弘前大学COIと連携し、同大学が実施する「岩木健康増進プロジェクト」が有する2000項目の健康ビッグデータとの比較検証を実施します。
このことについて“京都府立医大(京都府)と弘前大は10日、長寿者が多い京都府北部の丹後地域で住民の健康調査を始めると発表した”と陸奥新報で紹介されました。
弘前大学 特任教授 中路重之先生のことばも掲載されました―“データの単純比較だけでなく、(単語と岩木の両地区を)常に行ったり来たりして、探るのが楽しみだ”―陸奥新報社
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本研究は、長寿地域(京都府丹後地域)と平均寿命が最も短い地域(青森県岩木地区)を比較する世界初の試みであり、長寿の秘訣を探るとともに、人類共通の課題である「健康な高齢化社会のあり方」を追求してきます。
また本コホートは、弘前大学COIが中心となって、COI全体が戦略的に進めている「健康・医療データ連携事業」の一環です。
京都府立医科大学「長寿・地域疫学講座」
京都府立医科大学サテライト拠点
健康・医療データ連携事業 とは
岩木健康増進プロジェクトの健康ビッグデータを中心に、久山町研究や京丹後長寿コホートなど様々な地域で実施しているコホート研究で集めた健康・医療データを連携させる取り組みです。この連携によって、認知症・生活習慣病などの予兆発見や予防法開発などの加速につながります。