背景と目的
2005年から青森県弘前市、旧岩木町地区で行っている「健康増進プロジェクト」についてその背景と目的をご案内いたします。
背景
青森県中津軽郡岩木町は2006年2月の合併により弘前市の一部となりました。弘前市の西部に位置し、西に岩木山、東に岩木川を有する自然豊かな地域にあります。住民にとって恵まれた環境だと思われるのですが、平均寿命を調べてみると短命県といわれている青森県の中でも下位になっていたのです。2000年の市区町村別平均寿命の統計によると旧岩木町の平均寿命は男性が74.5歳(全国約3400自治体中下から10 番目)、女性は82.9歳(同下から46番目)となっていました。
短命の原因を調査し、延命への対策をたてたい…。岩木地区が青森県の短命打開のモデルとなれば…。このような背景から本プロジェクトが立ち上げられることとなりました。
目的
本プロジェクトは2005年からの10年間で岩木地区住民の健康水準をあげ、平均寿命を延ばすことを目的としています。短命に関しては医学的原因だけとは限りませんが、問題解決にむけて第一歩を踏み出すことは大切なことだと考えています。