弘前大学COI-NEXT拠点では、国際協力機構(JICA)の事業の一環として、フィジー政府の保険医療サービス省職員10名を対象に「QOL健診」に関する研修を行いました。
フィジーでは、糖尿病をはじめとする生活習慣病は大きな社会問題となっています。2023年10月22日(日)~2023年10月24日(火)の期間で、QOL健診の講義・体験やフィジー国内でのQOL健診導入のためのディスカッション等を通して、フィジー国内の社会課題解決の一助とするべく一連の研修を実施しました。
QOL健診の体験・講義では、QOL健診の測定項目の説明を受けた後、それぞれの項目の測定を体験し、健診結果の迅速な返却の重要性やなぜ運動機能に関する測定が必要なのかなど、QOL健診のポイントについて学びました。
また、2023年10月23日(月)に実施した「シバタ医理科QOL健診」に参加し、健診参加者からの生の声を聞くなど、実際のQOL検診の現場を視察しました。
最終日には、弘前市健康こども部を訪問し、弘前市の「健康リテラシーに向けた取組」についての活動を聞き、自治体が取り組む市民への行動変容の働きかけについて理解を深めました。
今回の研修に参加したフィジー政府 保健医療サービス省職員は、帰国後にどのような形でフィジー国内にQOL健診を取り入れることができるか、検討をしていきたいとしています。
▼「QOL健診」研修
日時:2023年10月22日(日)~2023年10月24日(火)
講義の様子 立ち上がりテスト
ベジチェックデモ(野菜摂取レベル測定) 2ステップテスト
体組成 血圧測定
▼弘前市健康こども部 訪問
日時:2023年10月24日(火)14:00~17:00