【活動報告】5月31日~6月9日、弘前大学と弘前市は「令和7年度 岩木健康増進プロジェクト健診」を実施しました。

 5月31日(土)~6月9日(月)、弘前大学と弘前市は、弘前市岩木地区に加えて弘前市全体の住民(20歳以上)を対象に「令和7年度 岩木健康増進プロジェクト健診」を中央公民館岩木館・岩木文化センターあそべーるで実施しました。

 本健診は、弘前市・弘前大学・青森県総合健診センターが短命県返上を目的に平成17年度から行う「岩木健康増進プロジェクト」の一環で、弘前市民を対象に実施する大規模健診です。本健診で得られる多項目の健康情報を活用して、青森県の短命県返上と、世界の健康長寿をかなえるビジネスモデルの事業化を目指しています。

 10日間で約1300名の受診者様にご来場いただき、早朝から会場内58箇所のブースを巡り健診を受けていただきました。

 ご参加いただいた弘前市民の皆様、ご協力くださった関係者の皆様に心より感謝申し上げます。

令和7年度 岩木健康増進プロジェクト健診
■日時: 5月31日(土)~6月9日(月) 6:20~15:30頃
■場所: 中央公民館岩木館 ・ 岩木文化センターあそべーる
■対象: 弘前市民(20歳以上)
     ※令和6年度から岩木地区に加えて弘前市全体を対象としました。
■健診内容:問診、血液検査、尿検査、便検査、味覚検査、聴力検査、
      嗅覚検査、認知機能検査、骨密度(X線)、口腔内検査、
      脳波測定、四肢血圧(動脈硬化)、体組成(体脂肪、筋肉量等)、内臓脂肪、
      血流・体温測定(冷え)、皮膚ガス測定、体力測定(握力、脚筋力、
      10m通常・最大歩行、2ステップテスト、立ち上がりテスト)など

《令和7年度 岩木健康増進プロジェクト健診 会場の様子》
  
▲体組成測定       ▲血圧測定        ▲10m歩行測定
  
▲顔動画撮影        ▲AGEs測定       ▲自律神経測定
  
▲推定内臓脂肪      ▲冷え測定        ▲肌測定
       

※岩木健康増進プロジェクト健診
 日本は超高齢化社会を迎え、高齢者における健康増進および医療費の削減が社会的課題となっています。
 なかでも、平均寿命の短い青森県は、国内でも多くの健康・医療課題を抱えた地域であり、加齢性疾患および生活習慣病により県民の健康は大きく損なわれています。
 この様な状況の中で、弘前大学・弘前市・青森県総合健診センターは、短命県返上を目的に、平成17 年から弘前市(岩木地区)において岩木健康増進プロジェクトを立ち上げ、同地区住民を対象に健康状態の現状とその問題点を詳細に調査し、健康指導など住民の健康増進活動を実施、本年で21年目を迎えます。令和6年からは岩木地区以外の弘前市民にも対象を拡大して実施しています。
 本プロジェクトは、教育・研究・実践の拠点で地域住民を軸に医学・健康に関係する多職種が集うプラットフォームでもあります。