日頃より弘前大学COI拠点事業へご協力いただき,大変ありがとうございます。
このお願いは2015-2023年度の岩木健康増進プロジェクト健診へご参加いただいた皆様へご案内しております。
弘前大学では下記の研究に用いるため、皆様の情報を利用させていただきますので、お知らせいたします。
研究課題名:健康増進につながるコミュニティの行動変容に関する研究:食、社会参加、運動行動を中心に(PDF)
研究の目的
研究責任者らは、個人を取り巻く社会経済環境(SES : Socioeconomic Status)の違いが健康に及ぼす影響について関心を持っています。従来の研究では、マクロデータを用いて地域間や国家間の格差に注目した研究が多いが、そのような研究では、生活習慣などの地域固有の要素が隠れており、真のSESの差を明らかにすることは困難であります。そこで、岩木プロジェクトのような特定地域内の住民を対象とした調査が大変重要な意義をもつ。本研究では岩木プロジェクトのデータを用いて、食、社会参加、運動行動を中心に、日常の生活習慣が健康に及ぼす影響を明らかにする。食や社会参加、運動行動にはその土地の環境と生業に根ざした生活習慣が濃縮されている。そのような行動が健康に及ぼす影響を明らかにすることで地域住民の健康増進につながる行動変容を導くことが可能となる。
これからの分析では、①所得、教育に加え、労働、家族関係、交友関係、周りの方の支援、日常的な生活行動(食、人間関係、趣味、スポーツ、自己啓発、学習など)が主観的な身体の健康状態が良好な比率とCES-Dから作成された精神の健康状態が良好な比率にどのような影響を与えているのか、②個人属性や個人を取り巻くSESによって生活行動がどのように異なつているのかを明らかにしたいと考えている。③分析結果を用いて、健康行動の変容につながる社会実装を行う。④ランダム化比較実験などを通して、社会実装の効果を科学的に検証する。
なお,詳細は「健康増進につながるコミュニティの行動変容に関する研究:食、社会参加、運動行動を中心に」(PDF)をご確認ください。
2015-2023年度の健診にご参加いただいた方で、ご自身のデータが提供及び利用されることを希望されない場合には、「情報利用提供停止願い」をご提出くださいますようお願い申し上げます。ただし、お申し出いただいた時点で既に研究成果公表済の場合は、データを削除する等の対応は出来かねますので、ご了承願います。
また、本研究に関する詳細をお知りになりたい方は、以下に記載のお問い合わせ先までご連絡ください。
【お問い合わせ先】
弘前大学人文社会科学部
教授 李 永俊
住所:〒036-8560 弘前市文京町1
電話:0172-39-3255
Email:yjlee@hirosaki-u.ac.jp
【情報利用停止願い送付先】
弘前大学大学院医学研究科附属健康・医療データサイエンス研究センター
医療データ解析学講座 教授 玉田 嘉紀
住所:〒036-8562 弘前市在府町5
電話:0172-39-5037(代表) FAX:0172-39-5205