日頃より弘前大学COI拠点事業へご協力いただき、大変ありがとうございます。
このお願いは2015-2022年度の岩木健康増進プロジェクト健診へご参加いただいた皆様へご案内しております。
弘前大学では下記の研究に用いるため、皆様の情報を利用させていただきますので、お知らせいたします。
研究課題名:岩木健診時保存尿を用いたエクオール産性能の判定精度の検証と健康関連指標の探索(PDF)
研究の目的
エクオールは大豆イソフラボンの一つであるダイゼインの代謝産物でありエストロゲン作用を示します。そのため、エクオールが更年期症状を緩和したり、骨強度を高めるのではないかと期待されています。さらに、エクオールを体内で産生できるか否かはエクオール産生菌を腸内に有しているかどうかに依存することが明らかとなっております。近年、エクオールの体内産生を調べるために尿中エクオール量を測定する装置が開発・販売されており、エクオールの有効性が認められるにつれ測定装置の活用が盛んになりつつあります。我々はこれまで2015〜2022 年岩木健診に参加された方々の尿検体を用いて質量分析による精細な検出法により尿中エクオール濃度を決定するとともに、基質となるダイゼイン等を計測することにより、食物摂取と密に関連するエクオール産生能を推定する技術を確立してきました。市販されている尿中エクオール測定装置の計測結果については、まだ十分な科学的検証が行われていないのが現状です。そこで我々の確立した測定手法と現在市販されている装置の測定結果を比べることにより、科学的検証に耐える測定手法について明らかにすることができます。さらに、尿中エクオール濃度と個々人の体内エクオール産性能及び岩木健診で取得された各種健診データを組み合わせた解析により、エクオール産生と体内環境及び健康に対する関連性を明らかとすることを目的としています。
なお、詳細は「岩木健診時保存尿を用いたエクオール産性能の判定精度の検証と健康関連指標の探索」の資料(PDF)をご確認ください。
2015-2022年度の健診にご参加いただいた方で、ご自身のデータが提供及び利用されることを希望されない場合には、「情報利用提供停止願い」をご提出くださいますようお願い申し上げます。ただし、お申し出いただいた時点で既に研究成果公表済の場合は、データを削除する等の対応は出来かねますので、ご了承願います。
また、本研究に関する詳細をお知りになりたい方は、以下に記載のお問い合わせ先までご連絡ください。
【お問い合わせ先】
弘前大学医学部附属病院 産科婦人科
講師 飯野 香理
住所:〒036-8562 弘前市在府町5
電話:0172-39-5017
Email:iino-ka@hirosaki-u.ac.jp
【情報利用停止願い送付先】
弘前大学大学院医学研究科附属健康・医療データサイエンス研究センター
医療データ解析学講座 教授 玉田 嘉紀
住所:〒036-8562 弘前市在府町5
電話:0172-39-5037(代表) FAX:0172-39-5205
情報利用提供停止願い(Word)
情報利用提供停止願い(PDF)