このお願いは2005-2025年度の岩木健康増進プロジェクト健診へご参加いただいた皆様へご案内しております。
弘前大学では下記の研究に用いるため、皆様の情報を利用させていただきますので、お知らせいたします。
研究の目的
高齢化が急速に進む日本において、高齢者の健康関連QOL(Health-Related Quality of Life: HRQOL)の維持・向上は喫緊の公衆衛生課題です。QOLの決定要因として、社会的孤立・ソーシャルキャピタル・環境要因・フレイル・腸内マイクロバイオームなど多様な要因が示唆されていますが、既存研究の多くは横断デザインに基づいており、縦断的な影響経路や媒介メカニズムは十分に明らかにされていません。
本研究では、岩木健康増進プロジェクトの縦断データを用いて、高齢者の健康関連QOLに対する心理社会的・環境的決定要因の潜在的な経路を評価し、媒介効果を検証します。具体的には、①社会的孤立・ソーシャルキャピタルがQOLに与える影響において抑うつ症状および睡眠の質が媒介するか、②環境要因がQOLに与える影響において身体活動・睡眠・抑うつ・日常生活動作が媒介するか、③フレイル/ロコモティブ症候群とQOL低下の関係において睡眠の質および抑うつが媒介するか、④腸内・口腔マイクロバイオームおよび炎症性バイオマーカーが社会的孤立とQOL低下の関係を媒介するか、の4点を検討します。縦断的な媒介分析を通じて、高齢者のQOL向上に向けた介入・公衆衛生施策の立案に貢献することを目指します。
※1)ソーシャル・キャピタルとは、地域における信頼、互酬性、社会的結束といった人と人とのつながりでできる社会資本の概念です。
※2) Well-being(ウェルビーイング)とは、良好な状態のことで、いろいろな要素から形づくられています。主観的Well-beingとは一人一人が個人の感覚や認識で感じる良好な状態を示しています。
なお、詳細は「高齢者における健康関連QOLに対する心理社会的および環境的決定要因( Psychosocial and Environmental Determinants of Health-Related Quality of Life Among Older Adults: Evidence from the Iwaki Health Promotion Project )」の資料(PDF)をご確認ください。
2005-2025年度の健診にご参加いただいた方で、ご自身のデータが提供及び利用されることを希望されない場合には、「情報利用提供停止願」をご提出くださいますようお願い申し上げます。ただし、お申し出いただいた時点で既に研究成果公表済の場合は、データを削除する等の対応は出来かねますので、ご了承願います。
また、本研究に関する詳細をお知りになりたい方は、以下に記載のお問い合わせ先までご連絡ください。
【本件連絡先】
弘前大学大学院医学研究科 分子生体防御学講座 伊東 健
問合せ窓口:
弘前大学健康未来イノベーション研究機構 岩根 拓朗
電話:0172-39-5014 E-mail:iwakipj@hirosaki-u.ac.jp
【情報利用停止願い送付先】
弘前大学大学院医学研究科附属健康・医療データサイエンス研究センター
医療データ解析学講座 教授 玉田 嘉紀
住所:〒036-8562 弘前市在府町5
電話:0172-39-5037(代表) FAX:0172-39-5205
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