【プレスリリース】花王㈱、弘前大学の研究グループが、65歳以上の人において、内臓脂肪と認知機能が関係していることを発見しました。

 花王株式会社(社長・長谷部佳宏)ヘルス&ウェルネス研究所、弘前大学(学長・福田眞作)大学院医学研究科の中路重之特任教授の研究グループは、弘前大学COIが実施する「弘前市いきいき健診」で得られた健康ビッグデータを活用して、内臓脂肪と認知機能および脳の構造の関係性について検討しました。その結果、65歳以上で内臓脂肪が多い人は認知機能が有意に低下しており、それに応じて、脳の構造異常も発生していることを発見しました。このことから、内臓脂肪を減らすことは、認知症リスクを減らすことにも寄与する可能性があると考えられます。
 本研究成果は、神経科学に関する国際学術誌「Brain Sciences」に巻頭論文として掲載されました。

 詳細は花王株式会社のニュースリリースをご覧ください。


【花王株式会社ニュースリリース】
 https://www.kao.com/jp/corporate/news/rd/2021/20211125-001/
【Association between Visceral Fat and Brain Structural Changes or CognitiveFunction(BrainSci.2021,11(8),1036)】
  https://doi.org/10.3390/brainsci11081036